全国研修会


第2回講演会・シンポジウム+研修会

「子どもの“障害”に向き合う親を
STとしてどう援助できるか」

■終了しました。
■第2回シンポジウムおよびメーリングリストをまとめました。
→会報2号として発行しています。詳細はこちらをご覧ください




講演会・シンポジウムのご案内

 涼しい夏から一転して暑い秋ですが、お元気にお過ごしでしょうか。
 メーリングリスト上ではご案内いたしておりますが、10月に第二回目の研修会として講演会・シンポジウムを企画いたしました。

 子どもの臨床を行うSTとして、障害に直面し、悩み揺れる親をどう援助できるのかは、避けて通ることのできない大きな課題です。
 中田洋二郎先生には臨床心理士のお立場から「子どもの障害をどう受容するのか」と題した講演をしていただきます。
 シンポジウムでは、ことばの遅い子を持つ親たちのサークルである「言の葉通信」の主宰者柳田節子さんと、元会員であり、臨床心理士でもある大林泉さんから「『ことばの遅い子』を育てるということ〜親の思い」をお話しいただきます。
 STや教員といった「専門家」と保護者とは、何を共有できるのか、どこを目指してすすめばいいのか、ふりかえったり考えたりするチャンスになれば幸いです。

 日にちが、勤務先やご自分のお子さんの運動会、地域の障害児サークルの行事と重なっている方が多いらしく、申し込みの出足はまだまだです。
 参加人数が少なければ、じっくり話し合えるので、それはそれで望ましいことですが、11日の講演とシンポジウムに空きがあるともったいないので、チラシを周囲の方にコピーなどして配っていただければ幸いです。

 よろしくお願いいたします。


  平成15年9月10日

子どもの発達支援を考えるSTの会
代表 中川信子

◇ ◆ ◇

「子どもの発達支援を考えるSTの会」
第二回講演会・シンポジウム + 研修会

テーマ:
 「子どもの“障害”に向き合う親をSTとしてどう援助できるか」
        
日時:
 平成15年10月11日(土)午後 及び 10月12日(日)午前
 (一日だけの参加も可)

会場:
 烏山倶楽部(新宿から京王線15分「千歳烏山」徒歩3分)
 〒157-0062 東京都世田谷区南烏山5-17-23   
 電話:03-3309-7221

11日(土)   講演とシンポジウム
講演  「子どもの“障害”を受容するということ」     
午後 1時30分〜3時30分
中田洋二郎 (福島大学大学院  教育学研究科)

 ☆ 中田先生は臨床心理士です。
 「子どもの発達を支えるにはまず家族を支えることから始めなければならない」を持論に、健診や発達相談の場で、保護者と向き合う仕事をしてこられました。
 近著「子どもの障害をどう受容するか」(大月書店)では、わが子の発達の遅れや障害に直面する保護者に向き合う専門家としての姿勢が示されています。
 また育てにくいADHDの子育てを支援するこころみとしての「ペアレントトレーニング」の日本への導入にも積極的にかかわっておられます。
 今回は先生の経験をふまえて、障害やその心配を持つ家族の「こころ」を支えながら「子どもの発達を支援する」ことについて示唆に富むお話が聞けると思います。

シンポジウム 「『ことばの遅い子』を育てるということ〜保護者の思い」 
午後 3時45分〜5時30分
中田洋二郎 (福島大学大学院  教育学研究科)
柳田節子(「言の葉通信」主宰者)
大林泉(「学童クラブ まんぼうキッズ」代表、元「言の葉通信」会員)
ST (交渉中)        司会     中川信子
             
☆ 柳田節子さんは、満3歳を迎えたのに発語がほとんどない息子さんに「重度の自閉症」との宣告を受け、「鬼のように形相を変え、『自閉症ではない』と言ってくれるところを求めて東奔西走」しました。そして、同じ境遇の母たちと出会いました。「共鳴しあえる場所を作ろう」と創刊したのが「言の葉通信」です。1990年10月のことです。お子さんの成長につれて悩みや問題の質も変化しましたが、「言の葉通信」の発行は途絶えることがありませんでした。持続の秘密と、柳田さんが願いつづけてきたことを話していただきます。 
「うちの子 ことばが遅いのかな・・・・」言の葉通信  ぶどう社 1999
「ことばの遅い子 学校へ行く」     言の葉通信  ぶどう社 2002

☆ 大林泉さんは、「言の葉通信」の会員です。お仕事上は「臨床心理士」として悩むお母さんたちを「支える」役割を担っています。つい最近、ぶどう社から本を出版されました。
「こころをラクに あたまをクリアーに 〜遅れのある子をはぐくむ 親と専門家のために」です。「援助者」でもあり「援助を受ける側」でもあるというという特別なスタンスからの「心配のある子どもを持つ親の気持ち」をお聞きできると思います。
 
 午後5時30分〜6時   書籍・手作り教材・パンフレットなどの展示

12日(日)

  午前10時〜12時30分  研修・情報交換  「共に考えよう 子どもSTの実状」 
         
STとして、どう保護者を支援できるのでしょうか。前日の講演・シンポジウムに関連する話題や、問題と感じていること、現在かかえている悩みなどをフランクに出し合い、お互いの状況を知りましょう。参加人数によっては分割して小グループでの話し合いをします。

〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜◇〜
      
参加費
  二日間通しての場合    会員 4,000円  会員外 5,000円
  どちらか一日だけの場合  会員 2,500円   会員外 3,000円 
  宿泊           7,000円(一泊二食 税金込み)

申し込み方法 
以下の事項を記載してメールまたはFAX・郵便で事務所あてにお願いします。
(1)氏名(ふりがな)   性別
(2)所属
(3)連絡先 ( 勤務先・自宅 )住所 電話
(4)参加希望の日程  1)全日程  2)11日午後のみ  3)12日午前のみ
(5)宿泊の希望の有無(シングルご希望の方はその旨お書き添え下さい。)

申し込み先
「子どもの発達支援を考えるSTの会」事務所
299-1142   千葉県君津市坂田356−1   
電話・FAX 0439−52−1814
メールアドレス kodomost-office@escor.co.jp







 子どもの発達支援を考えるSTの会
 〒292-0825 千葉県木更津市畑沢2-36-3
  TEL&FAX 0438-30-2488 E-MAIL <office@kodomost.jp>
 
Copyright(C) 2019 子どもの発達支援を考えるSTの会 .All rights reserved.