11月:コラム


2021年度 第1回オンライン研修会のご報告

 第1回テーマ「STと学校との連携を考える研修会」が無事に終了いたしまた。

 代表の中川信子先生を始め、講師の増本利信先生、シンポジストの先生方、そして、ご参加いただきました皆様からのご質問等、可能な限り網羅していきたい!との思いもあり、予定時間を超えることとなってしまいました。
 スケジュール変更があったため、最後までご参加できなかった方もいらっしゃったかもしれません。皆様の貴重なお時間を頂きましたこと感謝申し上げます。

 今回の研修会テーマにおいて、事前にご質問等頂いており、このテーマにおける関心があると同時に「困り感」を抱かれておられる先生方が多くいらっしゃるのだと知りました。その根底に、まだまだ「STの認知度が低いこと」があるのだと、改めて痛感した次第です。
 それでも、試行錯誤の連続から、具体的な「行動へ!」と動きがある今なんだ!!!ということも感じられ、諦めないことの大切さを痛感した私です。

 シンポジストの方々からの報告。
 まず、藤野先生からは東京都では特別支援教育部が設置され、その後「学校と協同するSTのための講座」を開催されたり、参加者アンケートから具体的なテーマを決めた勉強会をされたりと、具体的に「学校現場での連携」の姿を知ることが出来ました。
 鹿児島の西野先生からは「訪問先から依頼がある巡回指導」と、保護者様からの依頼による「保育所等訪問支援事業」における違いの大きさを理解することにもなったと思います。それは、「子どもの成長・発達を願う保護者の権利として提供されるサービス」、この権利を大事に扱うことが子に関わる全員にとって良い流れになるのだと・・・共有できればと思いました。
 北村先生からは報告とディスカッションを通じて、現場において必要とされるSTとして「見える化していくこと」の必要かつ重要性をスライドからも分かりやすく知ることが出来、そして「最後の砦になる覚悟」。この「覚悟」は私も常に持っていることばでもありとても感動しました。
 原先生からは「STはどうしても摂食指導と構音障害を担当する人というイメージがある」というシビアな現実もありつつ、だらかこそ、STの認知度を上げるためにも、教員と専門家の間をつなぐ「特別支援教育コーディネーター」などを仲介として現場の方へしっかりとつないでもらう必要性があると知りました。確かに、つい専門用語が出てしまった時に、コーディネーターがいると教員の方へ落とし込みができ、子ども達との関わり方において、学びは深まると私も思いました。

 講演会、講師の増本先生が研修前にまさかの「ハーフ・ラン」参加されていたとのことでとても驚いた私です。資料の中身もパワフルで、そして分かりやすくあっという間の講演会でした!!!
 誰もが「わかりにくい!」と感じるポイントを文字や絵・写真で提示されておられる資料から、常に垣根なく誰でも弱音を吐いていい・そして学び合って共有していけばなんとかなるよ!という優しさを感じました。そして、「予定調和的な活動より、多少ぶつかっても何か化学反応的なことがあると信じていく!」という増本先生の熱意、情熱が融合された「場」を先生ご自身が作られておられていることにとても素敵だなぁと感動しました。

 最後に中川先生より「学校という異文化において私たちは・・・お役に立つことはありますか?こんなことが出来ますが・・・と提示して選んでもらう。増本先生の言葉にあった“信じてくじけず”でやっていくことが本当に大事。これからは考えることから、少し行動へ!ということが必要なんじゃないかな?と」というお言葉がありました。

 参加された皆様一人一人の心に残るメッセージが、きっとあったと思います。私もたくさん受け取りました!!それぞれの立場でできることとそうではないことの見極めもしつつ、それでも諦めず認知を広める一歩をしていこう!と思える研修会と感じました。

ご参加された皆様からのアンケートでも
・学校での特別支援教育の内容が良く分かった
・学校内外の仕組みや支援の方法・種類を学べた
・日頃の孤軍奮闘の方向性が間違ってはいなさそうとホッとした
・どう働きかけるのがいいのかが分かった
・「敵を増やさず味方を作る」とうい視点が得られた
・専門性を振りかざすのではなく上手にコミュニケーションを教員と図るのが大切
・今の半歩先をみながら関わりを考える余裕がコーディネーターには必要と思った
・子ども達の成長という共通の目標があるのでお互いに協力がより進めばいいなと思った
など、たくさんのご感想を頂きました。本当にありがとうございます。
 開催「時間」においてはやや長時間に感じられたとある一方で、もっと少人数で話す時間もあれば良かった・・・など。皆さまから頂いたご意見は今後の研修会でしっかりと活かしていきたいと思います。
 日々のお仕事でお忙しい中、増本利信先生、中川信子代表、シンポジストの先生そして、会員の皆様、研修会へのご参加及び、アンケートへのご協力いただき、誠にありがとうございました。

それではまた今月(!!)
11月28日(日)の第2回オンライン研修会へのご参加をお待ちしております。
(第2回オンライン研修会申込みは会員グループウェアからできます)

2021年11月
子どもの発達支援を考えるSTの会運営委員 研修会実行委員





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