10月:コラム


会報12号刊行のご報告

 今年も無事刊行の報告ができることを嬉しく思っております。

 例年ですと、会報誌では前年度に開催された『子どもの発達支援を考えるSTの会』全国研修会の記録を中心に記事を構成しています。ところがご承知の通り、2020年は新型コロナウィルス感染拡大があり、全国研修会の現地開催は見送られました。
 そのような状況下、「このコロナ禍でも各地で奮闘している子どもSTの姿を共有したい」という、研修委員の皆さんの思いとご尽力により、オンライン研修会が開催されました。そして、その模様を会報12号でご報告できることになりました。

 今12号のテーマはずばり、「コロナ禍と子どもST 学びを止めずに」です。
第1章では、上記オンライン研修会での講演及び報告をまとめています。第2章は「教育講座・当事者の視点」と題し、前半は、STが共に子どもの発達支援に関わる現場である学校組織あるいは専門職である作業療法士という立場からご寄稿をいただきました。そして後半は、今回も当事者の立場からのご発言をいただいています。第2章は、この会が、STと支援を必要とするお子さんという狭い見方でなく、社会生活の中での『発達支援を考える』チームの一員としての立場を常に大切にしたいという思いのもとに構成されています。
 第3章は「会員より」。今回は特に、言語聴覚士という国家資格ができる以前よりこの専門職として子どもたちの支援に携わっていらっしゃった先輩の皆さまにご寄稿をお願いしました。お読みいただければ、どの方々も、自分の取り組みに悩み、課題を見つけさらに次の学び・実践へと歩みを進められてきていることがお分かりいただけると思います。現場で悩む現役の支援者には大きな励みとなり、また刺激となることでしょう。
 さて、2020年は会にとって寂しい出来事がありました。会の創設者のお一人であり、以来絶えず会の活動を支えてきてくださったエスコアール社鈴木弘二さんとのお別れです。鈴木弘二さんは何回も深刻な病から奇跡的な回復をされ、今回もまたお元気な姿に再会できると会員のだれもが信じていました。ところが8月に届いたのは悲しいお報せでした。今も弘二さんの笑顔が脳裏に焼き付いています。この会報の追悼記事を通して、弘二さんとの日々を思い出しながらあらためて感謝の思いをお伝えしたいと思います。

 この会報編集作業ですが、会報担当運営委員、及び編集作業の手伝いに自ら手を挙げてくださった会員からなる編集委員会メンバーの手作業により成り立っています。
会の活動すべてに言えることですが、会報編集も「できる人が、できるときに、できることを」というモットーのもとで取り組んでいます。
 今回このコラムを書かせていただくにあたり、あらためて思いを寄せたのがこの会の名称です。『子どもの発達支援を考えるSTの会』・・・『支援の』でもなく『支援する』でもなく『支援を考える』。常に考えている会の会員であることにあらためて重みと誇りを感じながら、会報12号を皆さんにお届けしたいと思っています。
 どうぞお手に取って、まずは一番目を引かれたところからお読みになってください。
 なお、会員外の方へも販売を行っております。上部のバナーからご覧ください。

2020年10月
子どもの発達支援を考えるSTの会運営委員 会報担当





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