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今月のコラム


学生時代、何気なく学習した「発達の最近接領域」という言葉。
子どもに成長に寄り添う立場にあるお仕事をしている方は、それぞれに違う「発達の最近接領域」を是非とも見つめてほしい。
それが少しでもわかるようになったなら、「子どもが伸びない」という悩みが今よりも小さくなることは間違いない。
私がいる病院に親子が来るのは、せいぜい月に一度か二度、一時間あまりの限られた時間。
その時間でやれることは、やっぱり「育児の作戦会議」なんだと思う。
いわゆる「訓練」で時間を使うよりも、家庭に帰ってからのお土産を持たせてあげたい。

「子どもを真ん中にして家族が言葉を育める環境を用意する」ことが、子どもSTの腕の見せどころ。
どんな子でも、成長するための一歩は色々な方向があるもの。
その歩みを進める糸口を見つけるのが、私たちの「強み」ではないだろうか。
そう考えるようになって、相談に来る家族と過ごす一時間は、自分にとっては頭の中が忙しく、それでいて楽しく思えるようになった。
ここに来ているのは母子だけかもしれない。
でも、家庭に戻ったらほかにも家族が待っているというケースばかり。
つまり、その子だけを見ないようにしなければならない。
目の前にいる子どもが成長するカギは、兄弟姉妹に隠れていることも多々経験している。
そこまで視野を広げるのは大変かもしれないけど、育児は一対一で進む環境の方が圧倒的に少ないはず。
だからこそ、子どもを真ん中にして家族が言葉を育めるチャンスを広げるお手伝いを考えることへと、私たちの接し方は変わったのだと思う。

「来てよかった」、「ホッとした」、「家に帰って実践するのが楽しみになった」、接するごとに「変わった」瞬間を家族が感じると、毎日の育児がちょっとだけ変化する。
どんな家庭でも、「育児が大変」だけでは終わらないようにしたいもの。
そんな子育て・言葉育てをお手伝いするために、私たちはベストを尽くさなければならないのだと思う。
ただ、何年たっても判断に迷うこともある。
そんなときには、全国の精鋭たちにヘルプが出せる「子どもの発達支援を考えるSTの会」に相談事を投じるチャンス。
何とかなることがたくさんあるのが、この会に入って何よりも心強く感じ、また明日からも頑張れるはず。

2019年5月 子どもSTの会 役員・監事





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